こういった疑問に答えます。
樹氷鑑賞に最適な服装【毎日吹雪】
樹氷のオススメスポット【三大樹氷】
樹氷鑑賞の際、レンタカーをオススメしない理由
この記事を書いている僕は、雪山のトレッキングガイド経験が3年ほど。
毎年1月~雪解けまで、お客さんを連れて毎日ガイドをしていました。
こういった僕が、解説していきます。
樹氷鑑賞に最適な服装【毎日吹雪】

基本的に樹氷のピークは1月~3月(地域によって差異あり)
この時期の雪山は、ほぼ毎日吹雪です。
暖かい地域から観光に行く方にとっては、想像を絶する寒さだと思います。(-10℃以下)
視界状況もかなり悪く、20m~30m先までしか見えません。
ぶっちゃけ観光雑誌などでよく見かける、晴れ晴れとした天気なんてほどありませんね。
樹氷が育つ環境というのは過酷な場所です。それだけは頭に入れておいてください。
その① トップス・ボトムス編

- ロンT(速乾性に優れたもの)
・コットン素材はNG(汗が乾きにくい、体が冷えてしまう) - フリース(基本的になんでもOK)
・ない場合、セーターでもOK
・トレーナーはコットン素材のためNG - スキーウェア(ジャケット)
・風を通さない、ゴアテックス素材が望ましい。
・ない場合、ダウンジャケットでOK
・コットン系のジャケットは絶対NG - スキーウェア(ボトムス)
風を通さない、ゴアテックス素材が望ましい。
コットン系のボトムスは絶対NG
お気付きかと思いますが、雪山では基本コットン系はNGです。
ぶっちゃけ、それだけ押さえておけば、基本大丈夫です。
その② シューズ編
- スノーブーツなら基本OK
・雪の侵入を防ぐため、ハイカットが望ましい。
その③ 小物編
- 手袋
・風を通さないもの。
・写真撮影する方はスマホ対応のモノがオススメ。実は吹雪でも綺麗に写真撮れます。 - ネックウォーマー
- ゴーグル
・ない場合は、サングラスでもOK - ソックス
・保温性の高いメリノウール素材が望ましい。ワークマンで600円くらいで売ってます。
・コットン系、ショートソックスはNG
意外と見落としがちなのが着替え。
せっかくの旅行で風邪引かないよう、必ず持参してください。必需品です。
樹氷のオススメスポット【三大樹氷】

樹氷のオススメスポットを紹介します。
近年、温暖化が進み、樹氷がなかなか育たなくなっています。
これ以上温暖化が進むと、いつの日か樹氷が見れなくなってしまうかもしれませんね。
そのなる前に、オススメスポットへ足を運んでほしいです。
その① 蔵王山(山形県)
【場所】
蔵王ロープウェイ
【樹氷の見頃】
2月
【営業時間】
8:30~16:45
【所要時間・料金】
蔵王山麓駅~樹氷高原駅(片道約7分)
大人往復 1,500円、小人往復 800円
蔵王山麓駅~地蔵山頂駅(片道約20分)
大人往復 3,000円、小人往復 1,500円
※大人:中学生以上 小人:小学生
【アクセス】
山形駅から車で45分
その② 森吉山(秋田県)
【場所】
森吉阿仁スキー場
【樹氷の見頃】
2月
【営業時間】
9:00~16:00
【所要時間・料金】
山麓駅~山頂駅(片道約20分)
大人往復 1800円 小学生往復 800円
【アクセス】
JR鷹ノ巣駅から車で20分
その③ 八甲田山(青森県)
【場所】
八甲田ロープウェー
【樹氷の見頃】
1月下旬~2月
【営業時間】
9:00~15:40
【所要時間・料金】
山麓駅~山頂公園駅(片道約10分)
大人往復 2000円 小人往復700円
【アクセス】
JR青森駅から車で80分
以上。
この3つは「日本三大樹氷」に選ばれているスポットなので間違いないです。
・蔵王ロープウェイ、森吉阿仁スキー場では、樹氷ライトアップ観賞(蔵王ロープウェイは12月~2月、森吉阿仁スキー場は2月)、
八甲田山ロープウェーでは、樹氷トレッキングツアー開催しています。(1月~3月)
どちらも要予約なので、気になる方は是非ホームページをチェックしてください。
樹氷鑑賞の際、レンタカーをオススメしない理由

結論として、オススメしません。
なぜなら、雪山道の運転には慣れ、テクニックが必要だからです。
ご存じだとは思いますが、雪道とコンクリート道の運転の仕方は全く違います。
アクセルやブレーキの踏み方はもちろん、ハンドルの切り方が別世界。
1つでも間違うとスリップ事故、衝突事故を起こしてしまいます。
ここまで読んだ方は、
もしかすると「そんな簡単に事故らないでしょ」と思うかもです。
たしかに、雪道だとそこまで心配する必要はないかもですが、目的地は極寒の樹氷スポットです。「雪山道」なのです。
毎年のようにスリップ事故、衝突事故が多発しています。
なので繰り返しますが、レンタカーはオススメしません。
交通公共機関の利用をオススメします。
各スポット 公共交通機関情報
備えあればうれいなし

というわけで、今回は以上です。
旅行を思い切り楽しむには、事前準備が必要です。
服装はもちろん、施設や飲食店の営業時間、交通公共機関の時刻表、天候などもあらかじめ調べておきましょう。
事前準備を怠るとせっかくの旅行が台無しになってしまうことも。
しっかり準備して思い出に残る楽しい旅行にしましょう。
「樹氷鑑賞に最適な服装を知りたい」
「オススメのスポットは?」
「レンタカーで行っても大丈夫かな」